どうもオガーです。もはや写真とカメラブログになりつつある当ブログですが、まぁ何の役にも立たないのは相変わらずなのでそこは優しく見守っててください。
ところで最近よく言われるんですよ。「カメラ好きっすよねー?」って。けれども本人といたしましては「カメラ」じゃなく「写真」が好きなんす。
インスタグラムを始めとする写真投稿サイトを毎日いくつか眺めてますが、正直みなさんがどんなカメラを使ってるかあまり気にしてません。もちろん「おっ」と思った写真が自分と同じカメラのハッシュタグだったりするとチェックしますが、基本的にはカメラもレンズも人それぞれ好きなの使えばいいんじゃないのかな、というクチです。
まぁ、たまに「この人、つい最近も30万だか40万だか使ったはずなのに長年ずっと同じことやってて飽きないのかな?」なんて生意気にも思っちゃうこともありますけどね。ほんと生意気ですけど。
そんなワタクシ、最近モノクロ写真にハマってしまいました。
写真にまるで興味ない頃は「モノクロなんて遺影みたいじゃん」とか「高いカメラ買っといて色を抜くなんてもったいなくね?」とか思っておりました。
他にもアート気取りでイヤだ、とかね。ちなみに僕はアートとかまるで興味がありません。音楽やってた頃からそうです。芸術呼ばわりされるよりは芸能と呼ばれた方がむしろ何倍も嬉しい。
そんなワタクシがとうとうモノクロームの世界の扉を開けてしまいました。今日はそんなお話。
色を捨てることによって見えてくるモノ
じつは以前から当ブログでもモノクロ写真をお披露目したことがありました。明らかに森山大道先生を真似したような味付けでね。このへんの記事とかわかりやすいかな?
でもこれは真似というか真似にもなってないというか。
まぁ正直に申し上げますと「カラーではイマイチだったけどモノクロにしてコントラストがっちり上げてみたらそれっぽくなったからまぁいいか」みたいなのばかりです。正直これまでの僕のモノクロ写真はそういうのばかりだし、別にまぁいいかとも思ってました。
それがつい最近のことなんですけどね、ヒマだったから以前撮ったのを整理してたんですよ。PCのハードディスクにあるやつ。
そんで一枚の写真が出てきたんです。雲の隙間から光がサーっと入ってくるような、けれどもそんな別にたいそうじゃないヤツ。
それを見たときにちょっとピンときたんです。あれ?これってモノクロにするともっとこの光のサーって感じが際立つようになるんじゃね?と。
それがこの写真なんですけどね。わかります?このサーっとした感じ。
このときね、思っちゃったんですよ。「おれはすごいことを発見してしまった!!」と。
これまでの我が人生に例えると、何と言いますかねぇ、ドラムでいうところのバスドラ二つ打ち、あれをですね、必死こいて二回踏んでたのがつま先→かかと奏法が出来たときに近いような・・・もしくはギターで小難しいリフとか頑張って練習したけど、ふとフレットポジション変えてみたらすんなり出来たときの衝撃みたいな。
いや全然違うな。
とにかくね、何か自分の中でひとつ発見したような気になって舞い上がったんですよ。もちろん長年写真撮ってる方なら「今さら何言ってんだ?」みたいな常識のひとつなのかもしれないけど、誰にも教わらず自分でわかっちゃった快感って言いますか、そういうの。
そんでこれまで自分で撮ったやつをいくつかモノクロにしてみました。これはダメ、これはかっこいいみたいな感じで延々と夜中まで。
そしたらあぁそういうことかと。モノクロ写真ってそういうことかと。色抜くと線も際立つんだな、と。みんなただカッコつけてやってただけじゃないんだな、と。
実験してみた
というわけで「サーっとした感じ」と「カタチを際立たせる感じ」を意識して実験してみました。
つまり、これまでは「カラーでしっくりこないのをモノクロにしてみた」だったのを「最初からモノクロ前提で撮る」というのが大きな違いです。
というわけで
タイトルにもあるようにまだ僕はモノクロ写真世界の扉をちょびっと開けたにすぎません。その証拠にバカのひとつ覚えみたいにハイコントラストにシャープネスきつめの味付けばかりのRAW現像です。
でも、今はこれでいいかなとも思ってます。とりあえず飽きるまでこんな感じでやってみようみたいな。
いやぁ楽しいですねぇ。ほんと写真って楽しいですよ。天気が良かろうが悪かろうが、平日だろうが休日だろうが、その気になれば毎日楽しめますからね。
機材だって別に高いのなんかいらないし、いったん買ってしまえばあとはオカネかかんないですからね。今日上げたのだって全部コンデジで撮ったやつばかりです。
というわけでワタクシ、これからも毎日そのへんをバシャバシャ撮りまくってやるつもりであります。ではまたっ!!