ただいま5月4日の朝であります。東京まで遊びに行くという妻と息子を空港まで送り届けたワタクシ、もう何もすることがないのでコレを書いております。
「そんなにヒマなら大好きな写真でも撮りにいけばいいのに」
確かにごもっとも。しかしながらワタクシ、逆にこんなに天気が良く休日モード満載の日に写真なんぞ撮る気になれないのです。日常に歪みが全く見当たらないのです。
こういうときは風景写真家の方々の出番です。それがネットに上がってくるのを楽しみにするのが一番であります。
しかしヒマだな。
HOLGAレンズ
そういえば連休前にトイカメラのレンズ買ったんです。3000円ちょっとのHOLGAレンズってやつ。買ったといっても溜まってたアマゾンギフトポイントで。
トイカメラは、ま、文字通りおもちゃのカメラでしてね。昔からありましたね。カメラに興味がなかった時代の僕でも聞いたことがあります。
というかみなさんお持ちのデジカメとか、ひょっとしたらスマホにもあるのかな?とにかく「トイカメラ」というエフェクトモードが搭載されてるでしょ?あれです。
もともとはフィルムカメラ時代のおもちゃで、それがデジタル版も出て、加えて最近じゃ「デジタル一眼レフ持ってる人はこれ付けとけとけばトイカメラに変身!」というレンズが出たという流れ。僕が入手したのはまさしくこれ。
特徴としては、まぁおもちゃライクな安っぽい写りがします。良く言えば味がある。直にいえば質素で未熟な写り。
なんでそんなもんが製品化されてるのかといえば、そりゃやはり現代の高解像感ピキピキで見えないところまでで見えちゃうよ的な写真に疲れた目でみると新鮮だからでしょう。
あとはいわゆるマニュアルフォーカスということ、そして四角が激しい光量落ちします。それくらいかな。僕は光量落ちしないタイプの方を買いました。もともとアレがそんなにいいもんだと思ったことがないし、必要なときは現像ソフトで加工できるので。
現物写真
プラスチッキーな素材。重量はなんと25グラムとのこと。焦点距離60ミリのF8固定。
僕のEOS 6Dに付けるとこんな感じ。もともと6Dはフルサイズ一眼レフの中でも軽量なので大変相性よろしい。
使い方なんて難しいことは特にないけど、ピント合わせの距離が数字でなく4種類のアイコンになってます。左から0.7m、2m、6m、10mの順番。僕は道端スナップなので2mから6mのあいだに合わせておいてます。
そう。僕がこのレンズ買ったのも、そういったスパスパ撮るスナップがやりたかったんですよね。
妻のGRにはフルプレススナップモードというのが付いていて、こんなふうにあらかじめピント距離を合わせておいて、ファインダーも液晶モニターも見ず、カメラを振り回すように動かしてシャッターボタンをグイっと押し込み撮ることが出来ます。
もちろん僕のRX100もマニュアルフォーカスに切り替えてピント位置を3メートルくらいに設定すれば同じように出来るんですけど、スリープで電源落ちちゃうとまた最初から合わせなおさなくてはいけない。
かといって一眼レフ機でやると「画質がキレイな失敗写真」っぽくなるのがイケてない。ですのでこういったプアな写りのレンズだとピッタリかな、と思いましてね。ええ。
実践
とある連休中の夕方。「今日の夕食はコンビニにしよう。」ということになり親子3人で散歩しながら買出し。そのときに撮った写真をズラズラ並べていきます。
いちいちしっかりファインダーを覗いたりしません。右腕にストラップをぐるぐる巻いたカメラを持ち、ピンと来たのを片手で適当に撮りながら歩きます。
いろいろと安っぽいのがいい感じ。
すれちがいざまの野球少年。
今年もまつりが来るね。
近所にも撮るものはたくさんあるわけで。
確かにこういうのはキリキリ写るカメラを持ってるときは撮らないかもしれない。
相変わらず親子3人でそれぞれカメラ片手にウロついてるので、陰では林家ぺー一家とか呼ばれてるかもしれませんね。
というわけで
たかだかコンビニ往復する距離でしたが100枚近くは撮ってみました。その中で写真として体を成すのを一部載せてみましたがいかがでしょうか?
反省点といたしましては意外にまともに写ってた&撮っちゃってたってことでしょうか。もっと特性をいかして「おれってアート」的なのを狙うのもいいかもしれませんね。いや、やっぱイヤだな(笑)
とにかく、これだとiPhoneでいいじゃんってことになりかねない。もうちょっと研究してみます。
とはいってもしょせんおもちゃですからね。まぁ気軽に思い出したときにでもまた遊んでみたいと思います。
みなさんもひとついかがでしょうか?しかし間違ってもこれで重要な記録写真とか旅行とかいっちゃいけませんよ。あくまでも飛び道具です、これは。
ではまたっ!!
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