9月8日の日曜日夕方から、酒田市港座で行われたユニオンジャックコレクター主催のSTOCK OF KNOWLEDGEというイベントに出演してきた。
たいそうなイベント名だが、要は「音楽好きが飲み屋で酔っ払いながら語るようなロックやポップスのうんちくを、ステージでマイク片手にたくさんの人の前でやってみろ」というものである。
そんなもん俺のためにあるようなイベントじゃないか。ということで二つ返事で快諾し、昨晩乗り込んできた。
日吉町の夕暮れ
それにしても暑い。酒田はここ2,3日また夏がぶり返してきた。今朝にいたっては雲ひとつない天気で思わず鳥海山を撮ってしまった。
僕の本業は機械部品の卸売り業なんですが、農業機械用もたくさん扱っているので秋はいわゆる繁忙期。特に今年は稲刈りが早まりそうだなぁ。
出演者は16時集合。夕方の日吉町ってのがまたいいのよね。
ちょっと早かったので散歩。
来週の日曜日だったかな。日吉町で文化祭的なイベントがあるらしいですよ。面白そうなんだけど毎年配達しまくりで行けないんだよね僕。興味のある方はぜひ足を運んでみてください。夕暮れの日吉町はそれだけでエエ雰囲気よ。
たくさんのロマンチストが上り下りしてそうな階段。
結構な空き地フェチなのよね、僕。
そろそろ行こうかね。
本日のウンチクヤローどもは総勢16名。
本番
17時半スタートで僕は5番目だったかな。
ウンチク語れと言われればいくらでもネタはあるし、その気になれば30分でも1時間でもいけるけど、与えられた時間は3分。しっかりとタイマーまで準備されてる始末。
3分って短すぎてちょっと難しいなぁと思いましたが、まぁきちんとまとめました。題目はZIGGYのSING MY SONGって曲。
ZIGGYといえば僕ら世代の一般層にとって思い浮かぶのはGLORIAだと思うんだけど、そこはSING MY SONGを選びました。
昨日ステージ上でも話したけど、個人的にこの曲がこのバンドのターニングポイントだと思うのよね。
この人たちはルックスがこうだからよく知らない人たちにはビジュアル系と勘違いされてしまうんだけど、グラムロックやハードロックの系譜をしっかりと重んじる正統派のロックンロールスピリッツを根底に持つ。
そんなんでいて、叙情的な歌メロと歌唱力を持つバンド。そしてどちらかというと国内ではそちらが評価されてしまったわけで。
ロックっていわゆる反逆反抗精神にのっとり大衆に迎合しないスタイルでやり始めるから、それが支持される側に回ってしまうとジレンマを抱えてしまう。
僕はZIGGYもそうだったと思う。森重氏はそれがわかりやすく表面に出てたけど、一番の苦悩者はベースの戸城氏だったんじゃないかと僕は思ってて。
その戸城氏がこのSING MY SONGというポップスを作り上げることで最大とも最強ともいえる開き直りを見せた気がする。僕はそこがすごく好きで。
昨日「自分たちが作ったもんを人に伝えたいのかそうでないのかはっきりしないのがいる。純粋芸術をやりたいなら大浜海岸で海に向かってやればいい」という軽く毒っぽいジョークを吐いたが、それは作家たるもんはどこかでそういう舵を切るべきもんだと思うし、中途半端なのが一番気持ち悪いし、何よりずるいと僕は思ってるから。
だから昨日この曲を選んだのが理由。ま、ちょっと3分では難しかったな(笑)
というわけで
他の人たちのウンチクも楽しかったな。
飲み屋ではあんなの聞く気もしないけど、ああやってステージでトークショーばりにやるのは面白い企画だったと思います。
次回もテーマを変えてやるみたいよ。気になる方はユニオンジャックコレクターに足を運んでみては?
ではまたっ!!
過去のユニオンジャックコレクター関連の記事はこちら↓↓