今年度の卒業式を終えて

子育てやPTA

今日、小学校の卒業証書授与式が行われた。

僕は撮影係として最初から最後まで動画を撮影し、それを編集し、予め公開を限定(校内のみ)した形にしてある場所にアップロードし、先ほど20時20分頃に配信をスタートした。本当は20時だったのだが、珍しく手こずってしまい20分遅刻してしまったのはどうかご容赦ください。

これで僕の今年度の卒業式は終わった。毎年卒業式は特別なのだが、本当に今年はいろんな意味で忘れられない卒業式になるだろう。

ひとつ言っておきたいことがあります。

この二週間いろんなことがあった。いろんなことを目にし耳にした。

それでわかったことは、何度も言うがやはり卒業式は特別なのだということ。そして語弊があるかもしれないが、その中でもやはり小学校の卒業式は特別だ。

中学は友との別れ、高校は旅立ちだとするならば、小学校は巣立ちである。だからこそ小学校においては親がその儀式の場にいることには大きな意味がある、ということを僕はこの二週間で学んだ。

撮影した僕が言うのもなんだが、そういう意味でもやはり撮影物だけでは駄目なのだ。ひと目でいいから、いや、例え見えなくてもその場に一緒にいたということに意味がある。たとえそれが一瞬だったとしても。

本当によかった。

余談だが、僕が撮影することになったのは急に決まった話ではなかった。

先月27日の安倍首相の「全国一斉休校の要請」があった次の日にはすでに校長先生に口頭で、そしてその次の日にはPTA会長を通じて正式な依頼を受けていた。

それから今年度の卒業式の有無、その後は在り方について、日ごと話が変わっていくような状況が続いた。それでも僕の仕事は一度も変更が無く「やってくれ」だった。

世の中に「子どもたちのために」という謳い文句は溢れている。だがしかし、この二週間で本当の意味で子どもたちのために正々堂々と戦う人たちを僕は初めて目の当たりにしたかもしれない。巣立ちというのはそれほど重く、そして尊いものなのだ。

もし、これを読んでくれている在校生の保護者の方がいるなら、ぜひ、今日の卒業式の動画はお子さんにも見せてほしい。余計な脚色も編集も施さず、今日行われたことをありのままに記録してあるあの動画を見てほしい。

僕は息子をこの学校に通わさせてもらってることに心より感謝している。本当にそう思う。

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