今月も最後の交差点観察となった。
この冬は大雪や荒れた天気などが多いシーズンであったが、ようやく最近春めいた朝も多くなってきて何よりである。
登校班もすでに来年度の体制になっていて、6年生はサポートに回っている。新班長たちは毎朝元気良く挨拶してくれる。というより、これまで挨拶の声が小さかった子も、班長になって大きな声になった。立場が人を作るというのはやはり本当なのだ。
さて、6年生たちが卒業するのもカウントダウンの時期に入った。
恥ずかしいのを承知で書くが、僕は毎年この時期が寂しい。社交辞令の「寂しくなりますね」というのと違い、心の底から本当に寂しいのだ。
僕の役割上、やはり毎年仲良くしてくれる子達というのはいる。去年もいたし、一昨年もいた。でも、もう彼らと一緒に過ごす時間というのは二度と戻ることはない。
もちろん同じ学区に住んでるので中学にいっても見かけることはあるし、偶然会えば言葉を交わすこともある。でも、もはやお互いに棲んでる水域が違うのである。・・・伝わりますかな、この気持ち。
もちろん彼らは未来ある人。振り返らずにそのまま行けばよい。僕らはただ見送るべきなのである。
でも、いつまで経っても、見送るのは苦手なワタシなのであった。