写真趣味の人間はある種の習性を持ち合わせています。それは季節モノが旬の時期を迎えると写真に収めたくなってしまうという行動ですね。
梅に桜に新緑、そして今だとあじさい、
いや、じつはね。僕もそんなにあじさいが好きなのか？と聞かれればそうでもないんですよ。何年か経ってからドアップのあじさいを見返して「あぁ、俺の撮ったあじさいはたまんねぇなぁ」とかいうことは一度も無いし、プリントして額装した覚えもない。
どちらかというとあとで見返して「いいじゃん」と楽しんでるのは普段のスナップ写真とかイベント写真なので、考えてみるとこういう季節モノを自分のための撮ってる意識が薄い。
じゃあ何のために撮ってるのかといえば、そりゃ自分以外の人のためということになる。
仕事が忙しい。天気に恵まれない。体調がすぐれない。遠くて足を運べない。
こういった方がですね、もし僕が撮った飯森山公園のあじさいの写真を鑑賞して喜んでくれるならそれは素晴らしいことじゃないですか。そういう意味ではカメラという道具はタイムマシンだったりどこでもドアだったりするわけですよ。これってよく考えればとんでもないことだよ！
ということでしてね。僕はもともと自分だけ楽しい写真なんてのは興味がないんでね。そこは共有してなんぼだと思うので、今年もあじさいが咲くならば…という思いを胸に飯森山公園に行ってきました。
飯森山公園とは
山形県酒田市にある大きい公園です。
公園内には日本初の写真美術館である土門拳記念館があり、その前には大きな池があったりします。もちろん公園なので遊具もたくさんなので天気がいい休日などは、お子さん連れの家族で賑わっています。
他にも94種、15300株のあじさいが植えられてまして、見ごろは6月下旬から7月上旬で、それはもうたくさんのあじさいを楽しむことが出来ます。
今回僕の目当てはこのあじさいです。
撮ったもの
飯森山公園駐車場到着。
土門拳記念館に行きたい方はこちらを奥へ行くと駐車場がありますよ。
こちらが土門拳記念館です。僕はあじさいルートへ行きましたが、以下写真のみでお楽しみください。
ということで
今年も無事に飯森山公園のあじさいを撮りました。また来年かな。ほんとは雨の日に撮るしっとりとしたあじさいも撮れればよかったんですけどね。
さて、明後日からは7月。夏はどんな写真を撮ってみなさんと楽しさを共有できるかな。今から楽しみです。
ではまた。
