それでも桜は咲き誇る

Carl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8

ここ酒田市の今年の桜開花宣言は4月7日月曜日。あれから5日経ってようやく見ごろを迎えました。

日本人は桜が好きと言われてますが僕も好きですね。桜の花そのものが好きというより、この時期の気候だったり、町全体が華やかになる様子だったり、そしてその期間が短いというスペシャルな感じが好きですね。

人間社会にはいろいろあって、流行りの疫病だったり先行きの見えない不安定な景気だったり、はたまた一人一人が抱えている様々な悩みだったり憤りだったりね。誰だってそうです。僕だってそう。

それでもまるで約束したかのように毎年桜の花は咲き誇る。これは自然界がもたらすいわゆるひとつの奇跡ですね。

近所

午前中の部活を終えた息子が「ヒマだし散歩でもしようかな」なんておじいちゃんみたいなことを言うのでカメラを持って同行することにしました。どうせなら桜を見に行こうぜってことで彼も僕自身も幼いころからこの時期になると訪れていた近所のポイントへGO。

 

 

今日の靴はリーガルの定番プレーントゥ、2504です。

 

 

5分も歩けば到着。おぉ、思ったより咲いてるな。

 

 

午後から青空も広がっていい感じです。

 

 

桜の名所ってところに出向くのもいいけど、どちらかというと僕は普段見慣れた景色に咲いてるのがいいんですよね。

 

 

ところで僕は写真を撮るのが趣味ですが、桜の写真は難しい部類だと思いますよ。というのも色がね。桜の色って独特じゃないですが。ピンクでも無いし白でもない。スマートフォンの過剰な自動補正機能だったり、現像ソフトで不自然なピンクにされた桜は論外ですけど、いくらカメラが進化しようと桜カラーの再現度はなかなか難しいと思います。

 

 

なにより各々が思う「桜色」ってのがきっとことも要因のひとつ。だから僕はいつからか理想の桜写真はモノクロなんじゃないかと思ってます。色は写真を見た人それぞれが脳内で色付けしてくれればよろしいかと。

 

 

それでもカラーで撮っちゃうんですけどね。

 

 

今日のカメラはいつものSONYのα7ⅡにCarl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8を装着。ゼブラカラーにコンパクトなボディがかっこいいよね。手持ちのオールドレンズの中では1,2を争うくらい好きかな。

 

 

彼のカメラは昨年死んだおじいちゃんの使ってたやつだね。フジフィルムの古いやつ。

 

 

青い空が気持ちよかですたい。

 

 

ここの並木道で妻が彼を撮ったのはいつだっけ。小学校入学記念だからえーと8年前かな。

ということで

男二人の桜散歩でした。というのもね、妻は仕事で遠くにいってるもんでね。カメラマンはこの時期忙しいんですよ。稼ぎ時ってやつだね。明日も朝から記念写真撮影。我々は手伝いです。まさに家内制手工業。

ということでですね、酒田の桜はようやく見どころになりました。ほんの短い間ですが華やかな日常になりそうです。

ではまた。

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