真昼に見た夢のような

MC Rokkor-PF58mmf1.4

洋服でも道具でもクセの強いモノに惹かれるってあるじゃないですか。どんな場面にでも持ち出せるモノではないんだけど、強烈な個性があってどうしてもこれじゃなきゃいかんって衝動に駆られるときがあるヤツ。

僕の手持ちの古レンズの中でも一本そういうのがありましてね。ミノルタのMC Rokkor-PF58mmf1.4ってレンズ。これまた1960年代のものです。

例えば僕の場合、PTAの仕事で子どもたちを撮るときは、いわゆるオールドレンズは持ち出しません。Canonの一眼レフにEFレンズの組み合わせです。安定感が段違いですし、そもそも僕の趣味性を介入させるわけはいきません。

ただし、そこから一段ほど公式感みたいなのが下がって、例えばスポ少の親子レクみたいなノリにカメラを持っていくときはオールドレンズも使います。そこはいろいろアテにされての撮影ではないので僕のお好みエッセンスを注入しても構わないと思うからです。

しかしそんな非公式な場面でも今回のMC Rokkor-PF58mmf1.4を持ち出すのはためらいます。それほどクセが強いというか、はっきりいえば不思議なレンズです。

作例

今朝は起きたらすごくいい天気だったので、ゴミ捨てついでにクルマでブラっといきました。

 

 

単純にレトロテイストというだけなら、例えば以前紹介したスーパータクマーの35mmとか他のミノルタレンズとかでも味わえるんですが、このレンズは何というか一味違います。

 

 

これ単なるピンぼけ写真じゃないんですよ。じつはピントは町並みあたりにちゃんと来ています。全体的にこのような白昼夢っぽい写りになるんですよね。

 

 

 

虹色のフレアが出ていますね。今度このレンズで動画を作るときにこういったハレーションを効果的に使ってみたいと思います。

 

 

人様が撮った解像感バリバリの写真も好きですが、自分が撮る場合、こういったいわゆるローファイ写真も僕は大好きです。

 

電車に乗ってどっか知らない町へ行ってみたい。そして適当な無人駅で降りて写真を撮りまくりたい。帰れなくなりそうだけど。

 

これまでは開放F1.4で撮りましたが、ここからはF8まで絞りました。

 

 

絞ればそれなりにキリっとするけれど・・・やっぱこれのレンズはF1.4~2.8くらいまでで撮るのがふさわしい気がするな。

 

 

というわけで再びF1.4。もうすぐ稲刈りが始まっちゃうぜ。

 

 

僕の事務所に差し込む夕陽。僕の机に真っ直ぐ来るもんだから、毎日顔がデロデロになります。

というわけで

ミノルタのMC Rokkor-PF58mmf1.4でした。じつはwebでこのレンズの作例を見てミノルタのレンズ沼にズブズブとハマっていったんですよね。俺がオールドレンズに求めていたのはこれだっとまで思ったもので。

しかも何故かミノルタレンズは安いのが多いんですよね。個人的には市場で人気のスーパータクマーシリーズより断然ミノルタのロッコールレンズの方が好みです。

そもそもSONYのカメラ部門にはミノルタのDNAが思いっきり入ってるわけですから、αシリーズに装着するのはミノルタレンズを装着するのがふさわしい気がしなくもない。

ま、そこはロマンですな。でも男はロマンに生きるもんなんだよ。

ではまた。