Jazz Rino 12周年イベント第一週目に行ってきた。

こちら山形県酒田市にはライヴハウスもありますが、ライヴスポット的な、つまり生演奏を楽しみながらお酒を飲めるお店もたくさんあります。

今回はオープンから12年経ったJazz Rinoのアニバーサリー的なイベントに遊びに行ってきました。

今年も2月の各土曜日に行われる感じですね。今回はその第一週目。そういえば何年か前に僕は毎週遊びに行ったことがあるなぁ。

それにしても12年かぁ。

僕が最後にやったバンド、それがJazz Rinoと生まれが同じだったんですよ。初めのライヴ、お店がオープンした年の12月だったかで。

そっちは9年で終わっちゃいました。何事も10年以上続けるってほんとそれだけですごいことだと思います。

カメラを持って

以前もどこかでチラっと書きましたが、僕はいま酒田のバンドマンやミュージシャンを撮ってます。出来れば5年から10年くらい撮り溜めたい。

とはいっても、別に「選手名鑑」みたいなものを作りたいわけではありません。ですので、出来る限り多くの人を撮ろうとは考えておりません。

しょせんアマチュア・・・うーん、アマチュアという言い方が好きじゃないな。クルマのレースでいうところのプライベーターかな。こっちの方がしっくりくる。

そう、プライベーターなんで、好きな人を、好きなだけ。何の制約もないし期限は無限。いつか自分が納得行く形になったら、何らかの手段で公表したいと思っております。

というわけで、前週、妻から借りたGRでは上手く撮れなかった高橋奏さんのリベンジの意味を込めて、今回はちゃんと自分のカメラを持っていきました。

結論からいうと、開演から終演まで本当に楽しい時間を過ごせました。

出演者はもちろん、お客さんからも、Jazz Rinoに対する祝福と音楽への愛情と熱量を感じましたね。

僕はといえば、ビールを飲みながら、音楽を楽しみ、撮りたくなったら撮るという贅沢の極みみたいな過ごし方。

というわけで数枚だけ載せてみます。一応本人から了承を得た分です。

僕が現役だった頃は「いくら撮ってもらっても、どこかに公開してもらってもオーケーですよ」というタイプでしたが、それは僕がそうなだけで誰もがそうだとは限らないし、何より戦略的にノーメディアなスタンスは全然あっていいと思ってます。

だから基本的に僕は撮る前に、公開する前に断るようにしています。Laundry’sも撮りましたが、アップ許可もらうの忘れたので今回は掲載しません。本人達には送信しました。

では、いってみましょう。敬称略で。

高橋奏（@tkhs_ssm）。完全なナマモノ主義者。吐いた言葉はその瞬間から過去のモノなっていき、鮮度が落ちていくと思ってるタイプ。

という会話を具体的に交わしたことはありません。僕の偏見です。でも、恐らく当たっているはずです。たぶんレコーディングという行為と一番かけ離れているんじゃないかな。

そういう考えの人にカメラという記録機を持って対峙するのがとても楽しい。いま一番撮り甲斐のあるミュージシャンの一人。

酒田のバンド、Dragersのボーカルギターの二人。上が酒井聖。下がClutch。

この夜の彼らの歌はよく聴こえた。旋律の輪郭が際立っていた。

じつは普段バンドで活動している人間が、アコースティックギターを抱えてソロ活動をするってのは難しい。それは演奏うんぬんの話ではなく、「バンドというホームを持っている奴ら」という目で見られるから。

でも、そんなのこの二人には何の問題も無いようでしたね。

彼らの発売中のアルバム「Days」のトレーラー。ステージの上も生活も、全てはシームレスの日々。

CSJOのギタリスト、渡部誠。僕は音楽関係の友人は多いけど、その中でも数少ない職人肌タイプ。

くどうゆうか先生と初めて会ったときもそう思ったけど、この男のギターや音楽へのスタンスをみると、やはり音楽には正しさというものがあり、そこを目指すうえでほんの少しだけ揺らぐものが個性であるということに気づかされる。

正しさも大事。揺らぎも大事。両方大事。別に音楽に限らない話。僕も肝に銘じておきたい。

Jazz Rino 12周年記念パーティ第一週目に行ってきた、というお話でした。

今月いっぱい、毎週土曜夜に行っているようです。もちろん誰でもウェルカムなイベントですよ。常連とか関係者ばかりで・・・みたいなことは無いです。僕もこそこそ写真撮ってましたからね。

こんな感じでね。千華さん、写真ありがと（笑）

ではまたっ！！