【630日目】早朝交差点観察日記

早朝交差点観察日記

朝からシトシトと雨が降っている。梅雨時期なので仕方ないことなのだが毎年この時期の早朝交差点は気が滅入る。

しかも今朝は月二回行われる小学校前での立哨指導の日。5分も歩けば着く現場なのだが、黄色い雨合羽を着ているせいで汗だくである。

子どもたちもうんざりそうだ。挨拶の声もほとんど返ってこない。まぁ人間らしくていいだろう。

ところで本日、中学校では授業参観が行われ、その後、体育館で今週末行われる中体連地区総体の壮行式がある。説明するまでもなく中体連総体は中学運動部の最大イベントであるが、光栄なことにうちの息子も団体戦レギュラーと個人戦の出場選手に選ばれた。

うちの剣道部の1年生は小学生時にそれなりの実績を残した選手が多く所属する。順調にいけば3年時には優勝候補のチームのひとつになるだろう。だが、いかんせんまだ若い。中学剣道を1~2年多く経験してる他チームの選手達にそうそう敵うものでは無い。

とはいえ「やすやすと負けるな。何とか工夫して勝とうとする姿勢を見せろ」とは息子始めみんなには伝えてある。

本来であれば「胸を借りるつもりで全力でぶつかってこい」という助言が大人として正しいのだろうが、僕としてはそれをあまり言いたくない。

昔、僕は高校入学直後のインターハイ県予選でベスト8に入った。弱小校だったから1年生ながら代表に選ばれただけだが、それでも他校の2,3年生相手に3連勝はした。

組み合わせに恵まれたんだと思うし、たまたま調子が良かったのもあるだろう。だけで試合中のことではっきり覚えているのは「おお、こいつ打ちも強いし動きも俺より全然速いな。さて、これどうしようかな」といったことばかりだったと思う。

「相手が上級生だから勝てない」

そもそもこう考えてる奴は絶対に勝てない。

「相手が上級生だからまともにいっては勝てない」

こう考える奴だけがいつの時代も番狂わせを起こす可能性がある。

もちろんそれでも勝てないのが勝負の世界なのだが、だったらまた練習すればいいんじゃないかな。

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