【605日目】早朝交差点観察日記

早朝交差点観察日記

毎朝見ている学生たちの新学期が始まってから、約2週間が経とうとしている。

小学生の登校班は新1年生の歩行ペースに合わせてゆっくり進んでいるし、中学生はわざわざ待ち合わせて登校しているし、高校生たちは新しい子を見かけるようになった。

とはいっても2学期にもなれば小学生はずんずん歩くようになるし、中学生は待ち合わせが面倒くさくなり一人で登校するようになるし、高校生も見慣れた顔になる。

つまりこれは毎年この時期の風物詩みたいなものだ。それを僕が味わうことが出来るのも町の交通安全部として見守り活動をしているおかげかもしれない。

中学生になった息子も新生活を楽しんでるようだ。一週前には「学級委員になりました」、昨日は「学年委員長(?)になりました」と報告してきた。

僕自身が中学生の頃は生徒会執行部になんて無縁な生徒であったが、どうも息子はそういうものに興味があるらしい。小学生のときに剣道部主将、運動会では組頭を務めさせてもらったおかげで、いつの間にかリーダー気質になったのだろうか。

僕はそういった彼のアクションに対し、咎めたことも奨めたことも無い。ただ、剣道の主将は指導者先生に氏名されたものだからともかく、昨年、運動会の組頭に立候補したと聞いた時には軽く忠告した。

「いいか。ナントカ長というのはな。それ自体が目的ではダメなんだ。オレは何か果たしたい目的があるからナントカ長になったんだという行動をしないと誰からも支持されないぞ。」

我ながら偉そうなことを言ったが、でも、これは真理だと思う。実際、僕も立候補してナントカ長になることはあるが、だいたいその先のビジョンが無いと説得力が無いし、そもそも人様に迷惑を掛けるだけなのだ。

まぁ、いずれにせよナントカ長を楽しくするのもイバラの道にするのもお前次第だ。頑張れよ。

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