猪木死すとも闘魂は死せず

散文的日常記録

2022年10月1日、この世界からアントニオ猪木がいなくなってしまった。

普段著名人が亡くなっても、淋しいという感情は湧くがそこまでガックリ来るわけでもなかった。でも、今回の猪木さんのニュースは本当にガックリ来た。はっきり言って落ち込んでいる。

正直、僕は議員やタレントとしての猪木さんはよく知らない。けれどプロレスラーのアントニオ猪木の大ファンだった。テレビ中継された試合は欠かさず観た。特に80年代の試合なら観ていないテレビ中継は無いかもしれない。

僕はリング上での猪木さんの目が本当に好きだった。この人が闘っていたのは恐らく目の前の相手レスラーだけではないはずだ。きっと世間と闘っていたのだと思う。

息子は毎日のようにリビングでRIZINの那須川天心選手の試合を観ている。まるであの頃猪木さんを観ていた僕のように。

息子は闘う男に憧れを持っている。そして闘えない男は駄目だとも知っている。それは僕が教えたのではなく、那須川選手を始めとした多くの格闘技アスリートを通じて学んだことだ。

猪木さんが身を持って体現したファイティングスピリット。燃える闘魂。それらはこうして現代の若い格闘技者、そして彼らに憧れる子ども達にしっかりと受け継がれている。

猪木死すとも闘魂は死せず。猪木さん、これまでありがとうございました。なかなか涙が止まりませんが俺も何とか頑張っていきます。ごゆっくりお休みください。

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