今年の夏から秋にかけてはフィルムカメラにハマりました。出来ればこのまま趣味で撮る写真はフィルムのままでいきたいのですが、なにしろその都度フィルム代も現像代もかかるのでそういうわけにはいきません。
それに正直言って東北日本海側に住んでると、冬はカラーネガフィルムで撮りたくなる日がほとんど無くなるのも事実。毎日どんよりした日が続くからね。雪でも降ればまた別なんだけれども。
じゃあせめてレンズだけでもデジタルカメラにくっつけて遊んでみるかというのが今回の話です。
オールドレンズ遊び
一時期、若い人のあいだで流行ったオールドレンズ遊び。
簡単に言うと、昔のレンズを現代のデジカメに装着して、その味がある写りを楽しむってやつね。若い人には新鮮で、おっさんには懐かしい感じの味わい深い写真になります。
もちろん昔のレンズだからマニュアルフォーカスです。つまりシャッターボタン半押しでピントなんか合わせてくれませんから、レンズのピントリングをネジネジして合焦させる。
こういった一連の条件が現代のミラーレスカメラととても相性がいいんですよ。
ミラーレスというのはカメラの中のミラーボックスと光学ファインダーを取っ払って、小さく薄く作ったカメラ。ファインダーを覗くと、素通しの景色ではなく、そのままビデオカメラの画面を見てるような景色になります。これをエレクトリックビューファインダー、通称EVFといいます。従来の素通しのはオプティカルビューファインダー、OVFです。
このEVFとOVF、互いにメリット、デメリットはそれぞれありますが、一番の違いは以下の通り。
EVF・・・シャッターを押す前から撮れる写真が見えている。
OVF・・・シャッターを押さないと撮れる写真がわからない。
まぁEVFのイメージとしてはあれですね、ビデオカメラのモニターあるでしょ?あれをファインダーで覗いてて、いざ写真を撮るときは一時停止ボタンで止めるような感じになります。
それがつまるつまらんはおいといて、なぜそのミラーレスカメラがオールドレンズと相性がいいというと、一番はマニュアルフォーカス時に便利なんですよ。ピントを合わせたい箇所を拡大しながら出来ますから、かなり精度の高いことができる。
おまけに小さくて軽くて薄い。昔のコンパクトな単焦点レンズと組み合わせたときのルックスもばっちりです。
ところが僕にはミラーレスカメラがない
これが僕のフィルムカメラ。
このようにレンズが交換できます。
これが僕のデジタル一眼レフカメラ。さんざんミラーレスカメラを語りましたけど、僕はミラーレスカメラを持ってないんですよ。妻も持っていない。
で、さっきのフィルカメラから外したレンズをデジタルカメラに装着すればいいのですが、写真でわかるとおり径が違うのでこのままでは無理なんです。
それを可能にするのがこのマウントアダプターってやつね。レンズとボディのあいだに挟めて使用します。
ほら、くっついた。
僕はフィルムカメラ用のレンズを三本持ってますので、これでデジタルカメラで使えるレンズがそのまま3本増えました。
ちなみにこのレンズはM42マウント、SMC Takumarの28mm、35mm、55mmです。
作例
ではテスト。
ちなみに掲載してる画像は撮ったまんまで、編集ソフトで何一ついじったりはしてません。
それにしても・・・確かに古臭い写りではありますが、味のある写りとは言い難いような・・・?
というかEOS(Canonのカメラね)のフルサイズセンサーとは駄目な気がする。
なんちゅーのかな。でかいエンジンの車で近所のスーパーに行くような不自然さがある。
マニュアルフォーカス自体には僕は違和感ないんです。僕の使ってるフィルムカメラはほとんどがマニュアルフォーカスなんで。
けれども写りがいまいち満足いかない。語弊があるかもしれないませんが、もっと写らなくていい。
というわけで
オールドレンズをデジタル一眼レフに装着してみましたが、個人的にはイマイチでした。
これはあれだな。オールドレンズ専用機として、やっぱフジフィルムあたりの安いミラーレスでも買った方がよさそう。
というわけで中古のミラーレスカメラをネットで物色する長い夜に突入したのでありました。
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